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握る手と握られる親指

2016-02-02 Tue 18:38
 先週末、今は亡き祖母の法事がありました。

 といっても祖母の死からかなり経つので、集まったのはごく近い身内だけ。まぁ、個人的には滅多に会うことのない従兄弟たちに会えてよかったですが。

 さて、そんな亡き祖母の法事でしたが、お寺でお坊さんにお経を読んでもらっている最中、こんなことがありました。

 若年性アルツハイマーの母と並んで椅子に座っていた私は、椅子に座り続ける母が少々辛そうにしていることに気づきました。そこで母の手を取り、母と手を繋ぎつつ体が疲れないようにバランスを取ってやったのです。

 幸い母は落ち着きを取り戻しました。そして私と繋いでいた手を自ら解いたと思ったら、今度は私の親指を握り始めたのです。この時、私はある古い写真のことを思い出しました。

 私が1歳くらいの時に撮られた、お気に入りの写真があります。家のどこかに(笑) 古い家の縁側に置かれた椅子に座り、膝の上に幼い私を座らせた母を、父が正面から撮ったこの写真。母は自分の顔のすぐ下にある、私の頭に目を向けています。そして私はキリッとした目でカメラの方を睨んでいるという(笑) でもこの表情が後々の自分によく似ている…というか、“オレって赤ん坊の頃からこういう顔してたんだなぁ”という顔なんですよね。

 さらにもうひとつ、この写真の私の特徴が、母の膝に載せられながら、小さな両手で母の左右それぞれの親指をしっかり握っているのです。自分の小ささがよく分かる一枚でした。

 あれからウン十年。私の身長はとっくの昔に母よりも大きくなりました。逆に母は年を取り、少し小さくなってしまったように感じます。それはお互いの手の大きさも同様で…握る手と握られる親指…遠い昔のあの日とは完全に逆になってしまったんだなぁ…。

 色々な意味で複雑な心境でした…。



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