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今の自分の限界に気づいた御前山登山

2016-05-06 Fri 22:13
 こどもの日に奥多摩の御前山に、カタクリの花を見に行きました。

 「御前山といえばカタクリ」というほど、両者は切っても切れない関係です。私も3年ほど前から見に行きたいと思いつつ、いざ当日早朝になると「眠い」「体がだるい」「お腹が痛い」「山は逃げない(笑)」…つい“行かない理由”を探してしまう。その間に僅か半月ほどのシーズンは終わり…の繰り返しでした。今年も本来4月中に行くはずが、ズルズル…(笑) もう咲いてなくてもいいや、と割り切り、何とか重い腰を上げました。

 この日は幸い天気もよく、暖かい初夏の陽気。ハイカーで賑わう奥多摩駅前からバスに乗り、奥多摩湖へ向かいます。実は5年前に御前山に登った時にも、同じ奥多摩湖・小河内ダム側の登山口から登りました。2回目だから道に迷う心配もないし、気持ちに余裕を持って登山開始です。

 ところが…開始後いきなり現れしばらく続く、奥多摩らしい急登を休み休み登り切り、比較的緩やかな登山道をしばらく歩いていると体調に異変が。貧血の時のように目が眩み、視界の大部分が真っ白です。おまけにザックを支える両肩が千切れそうなほど痛い。それでもこの機会を逃したらまた1年、TO DO リストの「御前山カタクリ」という一行を残したまま過ごさねばなりません。それはどうしても嫌だったので、休み休み頑張って歩きました。

 しかし体調は一向によくならず。かなり迷いましたが今回の登山はリタイア、思い切って引き返すことにしました。このまま時間をかけて山頂まで登れたとしても、歩く距離が長くなる分下山のリスクも大きくなるだけ。体調がどうなるか分からない以上、不安しかありません。まだ何とか歩ける今、引き返すべきと判断しました。仕方ない、また来年の4月に来るか…。後で確認したところ、今回引き返すことを決めた地点は、登山口から御前山山頂までの約3分の1地点にあるサス沢山。そのサス沢山までようやく半分(直線距離で)ほどの、かなり登山口寄り。


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この辺(笑) 5年前はスローペースながらもサス沢山まで1時間20分で到着しました。今回はそれよりも倍以上遅いということになります。よほど体調が悪かったのでしょうね。

 引き返す下山道には、これから御前山へ向かうハイカーがまだたくさんいました。私は体調の悪さに加え、日頃の運動不足が祟り両脚がガクガク。登りでキツかった急登は、下るのも一苦労です。ストックを駆使し、木の幹に掴まり安全に下ろうとしますが、ちょっと砂利を踏んでしまっただけでズルッと滑り、尻餅をついてしまう。脚の踏ん張りが効きません。自分の脚ではないかのような感覚のまま下り続けました。

 そんな状態で下り続けていると、この日何人目かのハイカー…優しそうなおじさんと擦れ違いました。

オ「こんにちは」
私「こんにちは」
オ「この急登、まだ続きます?」
私「ええ、もうしばらく続きますよ」
オ「けっこう急で危ないですね」
私「そうですね。ゆっくり歩いた方が絶対安全…うおっ!!

私は足を滑らせ、急登をダッシュで下るような格好になってしまいました。しかし脚がガクガクでそれに耐えられず、転倒。そのまま頭を下向きに数メートル滑り落ちてしまったのです。何とか立入禁止エリアを隔てるロープを掴み、体はストップしましたが、頭が下向きなので自力で起き上がることが出来ません。すると先ほどのおじさんが下ってきてくれ、体を起してくれました。

オ「大丈夫ですか?!」
私「ありがとうございます。言わんこっちゃないですね(苦笑)」
オ「この下にお花とペットボトル入りのお茶が手向けられた場所がありました。多分最近誰かが滑落して亡くなったんでしょうね。お互い気をつけましょう」
私「そうですね。本当に助かりました。ありがとうございました」

いやぁ…やってしまった…運動不足で久々過ぎる登山に挑んでしまった自分への嫌悪感で胸がいっぱいです。少し下ると、本当に花とお茶がありました。そこは切り立った斜面際で、ここからどなたかが落下したのかな…想像しただけで怖かったです。自分は大きな怪我もなく幸いでした。

 その後も何度か軽く滑りながらも、時間をかけゆっくり下りました。色々な意味でこれではもう「趣味は登山」なんて言えないし、もうオレの体には山を歩くだけのスペックは備わっていないのかな、と真剣に考えてしまいました。


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 疲労と脚の痛みを抱え、何とか奥多摩湖まで戻ってきた私は、湖畔にある「奥多摩 水と緑のふれあい館」内のレストランへ。実はこのレストランの名前が…「パノラマレストラン カタクリの花」というのです。


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無料写真素材「花ざかりの森」より画像お借りしました。
URL:httpforest17.com


 ちなみにカタクリとはこんな花。まるで恥ずかしそうに下を向いているかのような、可憐で美しい花です。残念ながら実物のカタクリの花には会えませんでしたが、同じ名前のレストランで美味しいランチを堪能し、最後にひとつだけ楽しい想い出を残すことが出来ました…。

 帰宅後、私はTO DOリストから「御前山カタクリ」を含む、登山関係のTO DOを全て削除しました。でも登山を捨てるわけではありません。一度これまでの経験や実績をリセットして、また体を鍛え直し、身の丈に合った低山から付き合いを再開しようと思います。


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