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今後増えそうな“山ドッグ”

2016-05-12 Thu 20:00
 先日、奥多摩の御前山登山中に、柴犬を連れたご夫婦とすれ違いました。

 ワンちゃんは感心するほどお行儀よく歩いていたので、きっとこれまで何度も登山経験があるのでしょうね。私の愛犬は昨年亡くなってしまったため、叶わぬ夢となってしまいましたが、私もずっと愛犬と一緒に登山出来たらいいな、と思っていたので羨ましかったです。

 ところで「山」と「ペット」、どちらも近年ブームです。しかも今年から“山の日”が国民の休日となります。新たに登山に興味を持つ人、特に「どうせならペットも連れて登りたい」と考える人も増えるでしょうね。山ガールの次は間違いなく“山ドッグ”ブーム、キますね(笑)

 さて、そんなペット(以下:犬)同伴の登山ですが、私は個人的には賛成です。しかしいくつか注意すべきことがあると思っています。


【他のハイカーへの気遣い】
 まず、登山道で他のハイカーとすれ違う際、十分注意する必要があります。幅の広い安全な登山道ならあまり問題ないですが、狭い道、急斜面で犬に近寄られたり飛びつかれたりしたら、いかに愛犬家でもビックリします。

 また、曲がり角を曲がった瞬間、目の前に犬が!なんて状況もマズいですね。山に犬がいるなんて想像していないと、犬が一瞬熊に見えるかも知れません。突然のことに「うおおっ!!」と後退りしたが最後、切り立った斜面を転げ落ち…なんてことになったら大変です。

 私も含め愛犬家は、つい犬が苦手な人の存在を忘れてしまいがち。世の中には愛犬家ばかりではありません。犬が本当にダメ、近くに犬がいるだけで恐怖して動けなくなってしまう人もいます。もし犬を連れて行くなら、人間だけで歩く時以上に他のハイカーを気遣い、全てのハイカーに道を譲りまくるくらいの心構えで登山に臨むのが丁度よいかも知れません。


【地上に存在しない微生物を運んでしまう】
 標高の高い所にしか存在しない微生物を犬が運んできてしまう、という意見もよく聞きます。詳しいことは分かりませんが、それにより生態系に影響を与えたり、新しい病気を引き起こしたりすることがあるそうです。


【犬にとってはいい迷惑?】
 犬種や日頃の運動量にもよりますが、あまり体力のない犬を人間のエゴで登山に付き合わせるのはとても可哀想です。散歩なら何かトラブルがあっても最悪タクシーで帰宅するとか、近道するなど選択肢がありますが、山中ではそうもいきません。まぁ人間の場合も同じですけれどね。

 また、今後増えそうだと危惧しているのが、SNSに載せる写真確保、SNSに投稿するネタ作りのために犬を登山に付き合わせようとする人。頂上で撮影したワンちゃんとの写真が欲しいがために無理をしてしまう、させてしまう人。これも体力のない犬にはいい迷惑です。

 これは私の考え方ですが、海のレジャーは綺麗な魚を見て感動する、冷たい水の中で泳いで気持ちいい、風を切って走るのが爽快、仲間とワイワイ過ごせて楽しいといった、純粋に快楽を楽しむもの。つまり“外向き”な趣味。それに対し、登山はどちらかというと精神鍛錬、目標達成、心を洗うといった、精神的満足を満たすための“内向き”な趣味。したがって暑い夏に冷たい海で泳げて嬉しいワンちゃんはいても、己に打ち勝って登頂出来たことに満足するワンちゃんは多分いません(笑)

 散歩の延長なら構いませんが、それを越えてどこまでワンちゃんに飼い主のエゴを押し付けてよいのか?難しいです。


【もちろん糞尿の処理はしっかりと!】
 山中でワンちゃんがしたオシッコを水で流し、ウンチをビニール袋に入れて下山すべきなのは言うまでもありませんが、それを下山後にレストランや駅のごみ箱に捨てるのもNGです。空き缶やペットボトルと同じ、自宅まで持ち帰るのが真のハイカーです。…私はペットボトルくらいなら途中の駅のごみ箱に捨ててしまいますが(苦笑) 「犬のウンチを店のごみ箱に捨てられた!!」なんて現地の住民が騒ぎ出せば、今後これまで通り登山を楽しめなくなってしまうかも知れません。

 ということで愛犬家の私でもネガティブになるほど、ワンちゃんとの登山には注意点、考えるべき点が多そうです。

 しかし、そもそも山をはじめとする自然って、別に人間を楽しませるために存在しているわけではありません。人間が勝手に入り込んで木々を伐採したり、遊んだりしているにすぎないのです。

 そう考えると、山にとっては人間が入り込もうが犬が入り込もうが、どちらもいい迷惑。むしろゴミを捨てたり草花を持ち帰ったりする人間の方が迷惑かも知れません。したがって人間中心に考え、人間はOKだが犬はダメ、みたいな考え方はせずに、両者ともども安全に山を、自然を楽しめるようになるといいですね。



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