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まとめて(サラッと)読書感想文(20160525)

2016-05-25 Wed 00:00
流星ワゴン
「流星ワゴン」 (重松清/講談社/2005・2)

 38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った――。僕らは、友達になれるだろうか?
 死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?


 重松清は「きみの友だち」「とんび」を読みましたが、本作も結構よかったです。父親を嫌う38歳の男…会社をリストラされ、妻からも離婚を迫られる。中学受験に失敗した一人息子は引き籠り家庭内暴力…彼がもう死んでもいい、そう思った夜、彼のもとに一台のオデッセイ(ワゴン車)が近づく。車内には5年前に事故死した男と、その息子。彼らに言われるがまま車に乗り込んだ主人公は、過去に戻って「これまでの人生の大事な場面」をやり直す。

 でもそれによって未来を変えられるわけではない。あくまでも自分が納得するため。そのうち自分と同じ年齢の父親が“乱入”し、一緒に“タイムトラベル”するうちに大嫌いだった父親の本心が見えてくる。大きく括るとタイムトラベルものですが、タイムマシンが車であること、過去に戻るというより過去のワンシーンを上書きする、という部分が新鮮だったでしょうか?ドラマも見ておけばよかったなぁ。


浪花少年探偵
「新装版 浪花少年探偵団」(東野圭吾/講談社/2011・12)

 小学校教師の竹内しのぶ。担当児童の父親が殺された。家庭内暴力に悩んでいた児童と母親に嫌疑がかかるが、鉄壁のアリバイが成立。しかし疑念を覚えたしのぶは調査を開始。子供の作文から事件解決の鍵が、たこ焼きにあることに気づく。教え子たちを引き連れて探偵ごっこを繰り広げる痛快シリーズ。

 主人公は活発な小学校教師の女性であり、なぜか事件に絡んでばかり(笑)彼女とその生徒たち、そして彼女に思いを寄せる若い刑事らが繰り出す、ちょっと緩めの警察もの。主人公の性格以外は「おれは非情勤」に近いでしょうか?

 まぁ暇潰しには丁度いい読みやすさでした。


みんな邪魔
「みんな邪魔」(真梨幸子/幻冬舎/2011・12)

 少女漫画『青い瞳のジャンヌ』をこよなく愛する“青い六人会”。噂話と妄想を楽しむ中年女性たちだったが、あるメンバーの失踪を機に正体を露にし始める。飛び交う嘘、姑息な罠、そして起こった惨殺事件―。辛い現実から目を背け、ヒロインを夢見る彼女たち。その熱狂が加速する時、新たな犠牲者が…。

 これまで読んだ著者の作品の中では一番面白かったです。イヤミス度もかなりのものでした。ラストでちょっとしたどんでん返しがありますが、今回はすっきり納得出来ましたね。

 原題は「更年期少女」というそうですが、離婚、DV、家庭内不和、介護、引籠り、借金などそれぞれ問題を抱えてドロドロした中年女性たちが現実逃避するために、子供の頃好きだった漫画のファンサイトを通じて知り合った仲間と過ごす。しかし実際にはそこでもお互い妬み、罵り、時に騙して金品を搾取するという酷過ぎる世界。これを読んでイヤな気分にならない方がおかしいいです(笑)


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