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まとめて(サラッと)読書感想文(20160605)

2016-06-05 Sun 07:25
虚構
「虚像の道化師」(東野圭吾/文芸春秋/2015・3)

 ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。男は何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りた様子だったが、教祖は自分が念を送って落としたと自首してきた。教祖は本当にその力を持っているのか、そして湯川はからくりを見破ることができるのか(「幻惑す」)。

 東野圭吾の中では比較的新しいタイトルですが、ブックオフで珍しく108円で売られていたので購入しました。ガリレオ先生ものの短編集です。

 予想はしていましたが、ほとんどのエピソードが2013年放送の「ガリレオ」第2シーズンの原作です。ただしそのうち幾つかはドラマと一部異なる内容でした。恐らくドラマ化に当たりテレビ向けにアレンジしたのでしょうね。第2話の、透視能力を持つ(?)キャバクラのオネエチャンが殺されるエピソードも好きですが、トリックがかなり強引なのでテレビには使えなかったんだろうな、なんて想像しながら読むのも楽しいですね。

 でもドラマを先に見て、後から原作を読むと登場人物のイメージが固定されてしまいますね。頭の中全てドラマの俳優さんだらけになってしまう。私はあくまでも原作を読んであれこれ想像してから映像を見て確認、の方が楽しいと思います。


シャイロック
「シャイロックの子供たち」(池井戸潤/文芸春秋/2008・11)

 ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。女子行員に疑いがかかるが、別の男が失踪…!?“たたき上げ”の誇り、格差のある社内恋愛、家族への思い、上らない成績…事件の裏に透ける行員たちの人間的葛藤。銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮すことの幸福と困難さに迫った傑作群像劇。

 架空のメガバンク、東京第一銀行長原支店を舞台に、そこで勤務するバンカーたちの思いや裏の顔、人間模様や欲望を興味深く描いています。形としては短編集。各章主人公(一人称)が異なるのですが、物語はしっかりクロスオーバーしていて、ラストに向けて大きく動きます。面白いですが、他の池井戸ものに比べるとちょっと弱かったでしょうか?

 個人的には馴染み深い長原や洗足池といった舞台が登場するので好きです。


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