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グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き(書籍)

2016-07-13 Wed 20:00
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 ここでも何度かご紹介した、2015年5月末から2016年元旦にかけて行われた前人未踏の偉大なチャレンジがありました。プロアドベンチャーレーサーの田中陽希氏が北は北海道・宗谷岬を出発し、陸路は徒歩、海はシーカヤックで日本列島を南下。日本2百名山(2014年に同様にクリア済みの日本百名山を除く)全ての頂に登りながら、222日かけて南は鹿児島・佐多岬を目指すという途方もない挑戦でした。

 私はこの期間中、毎日彼のFacebookで経過をチェックし、NHKで月イチペースで放送されたドキュメンタリーを欠かさず視聴し、利益が旅の費用に充てられる応援グッズを購入し…夢中になって応援しました。

 この書籍「グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き」(NHK出版)はその前年、2014年に彼がクリアした「日本百名山ひと筆書き」同様「日本2百名山ひと筆書き」の旅をしながら田中氏自身が書き記した日記をまとめたものです。

 まず本書を読んで感じたのは…固有名詞が多いせいか、ページ数の割になかなか読み進められないということ(笑) 山の名前はもちろん、地名、道の名前、峠やお寺・神社、その土地の名所など固有名詞がたくさん出てきます。もちろん悪いことではありませんが、位置関係を頭の中でイメージしたり、聞き覚えのないものをネットで調べながら読んだため疲れました。

 しかし昨年から今年にかけて全6回放送されたドキュメンタリーはもちろん、現在絶賛放送中の「グレートトラバース2 15min」も欠かさず視聴しているファンとしては、とても興味深く読むことが出来ました。断然そちらの喜びの方が大きいはずです。

 2百名山(100の山)全ての登山について触れられているものの、登山の様子は既にテレビで放送されているのであっさりめ。代わりにテレビではカットされた出来事や、田中氏の心に秘めた思いなどが中心に書かれていました。

 例えば、あるファンを名乗る男性が朝4時に田中氏が宿泊する宿を訪ねて来たエピソード。日本酒を差し入れに来たようですが、常識外れな時間の訪問、禁酒中、重い瓶…丁重に断っても聞き入れようとしない。田中氏はムッときて、思わず男性の非礼を批判したのだとか。通常テレビではこういったネガティブな出来事には触れないのでちょっと新鮮でした。

 また、編集されてしまったためドキュメンタリーを見ただけでは分からなかった事実を知ることが出来るのも楽しいです。例えば、農鳥岳に登る時、北岳は肩の辺りをカスっただけで間ノ岳方面へ向かったとばかり思っていましたが、実際には北岳山荘に寄って前年(百名山チャレンジ)お世話になったお礼を伝えていたこと。私は彼がなかなか義理堅い人物だということを知りましたが、テレビを見ただけの人は彼を薄情だと思うかも知れませんね(笑)

 八ヶ岳の天狗岳から下山中、捻挫した時のエピソードには思わず苦笑してしまいました。テレビを見ると彼は途中立ち寄った山小屋で足を冷やすも治らないため、仕方なくそこに宿泊することに決めたように見えます。しかし実際には彼はまず、楽しみにしていた温泉を優先してしまったことが赤裸々に書かれています。捻挫した患部を温めては症状は余計に悪化するもの。テレビでは田中氏の名誉(?)のために温泉云々には触れないようにしたのでしょうね。

 今日現在、「15min」では南アルプスの上河内岳まで放送済みです。これまでの放送を思い出しながら本書の内容と照らし合わせるもよし、今後の放送の予習のつもりで読むもよし、一度読了した後もしばらく楽しめそうです。

 最後に不満をひとつ。本書発売後、現在まで何度か田中氏のサイン会が開催されています。もちろん対象者はその場で本書を購入した人ですが、ファンとしてはいつ、どこで開催されるのか?いや、それ以前にあるのかないのか事前に分からないサイン会のために購入を控えるのは辛い。発売日にいち早く読みたいのが本音です。NHK出版(?書店?事務局?)には是非その辺の改善をお願いしたいものです。…今のところ「日本3百名山ひと筆書き」の予定はありませんが(笑)


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