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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
パラリンピックを見ない人は24時間テレビの障がい者企画を批判すべきではないと思う件

2016-08-30 Tue 00:00
 今年も日テレの「24時間テレビ39 愛は地球を救う」が2日間にわたり放送され、高視聴率を記録したそうです。

 しかし毎度のことながら、この番組には視聴者(?)から多数の批判が寄せられます。特に「障がい者を晒し者にして感動を押しつけている」といった類の声が多いでしょうか?

 私も以前は障がいを抱えた少年少女が何かにチャレンジする企画を見ると、つい同様に考えてしまいがちでした。しかし数年前に雑誌でミゼットレスラーの意見を知ってからは、ちょっと考えを改めました。簡単にまとめますと…

 1990年代まで女子プロレスの前座で「小人(ミゼット)プロレス」なるパフォーマンスが観られました。何らかの体の異常により成人しても幼児ほどの大きさにしか成長出来ない人たち同士による、コミカルなパフォーマンスが楽しいショー的要素の強いプロレスです。
 しかし身体障がい者連盟のような組織から抗議を受けたミゼットプロレスはその後自粛され、テレビ中継からも女子プロレス興業からも消えてしまいました。これにより当のミゼットレスラーたちは
「ああよかった!今まで見せ物にされて辛かったんだ。これで静かに暮らせるよ!」
と喜んだかというとそうではなかったようです。障がいを持つ自分が初めて世間から認められるきっかけとなったプロレスをアカの他人に奪われ、観客が喜んでくれたパフォーマンスを否定されとても残念…というよりも有り難迷惑だ!!と憤ったそうです。
 特に重かったのが、天草海坊主氏の言葉。屈折した見方をする人から
「お前らの笑いは奇形を笑われているんだぞ!」
と言われたことに対し彼が言った
「ただリングに立っているだけでは客は誰も笑わない。それを笑うようにさせるのが自分たちの芸。ただ篭に入っている姿を見せるのなら、それは動物園の動物と同じだ」
という言葉が印象的でした。


 まぁ、私は障がい者ではないし、身内にも障がい者はいませんから彼らの実際の気持ちは分かりませんけれどね。

 でも、ひとつだけ言わずにいられないのは、番組を批判する人々の中に、リオパラリンピックにもリオオリンピック同等の関心を寄せ、開幕したら現地なりテレビなりで応援するつもりの人はどれくらいいるのだろう?恐らくですが今年のリオのスポーツの祭典はもう終わってしまった、と認識している人の方が多数派なんだろうな、ということです。

 実際、パラリンピックはテレビ中継もガクッと減るし、報道の扱いも小さい。残念ながらあまり話題になりません。そう考えたら先のミゼットレスラーのような欲求を持った障がい者が、例え晒し者みたいな扱いでも「24時間テレビ」に出演して障がい者だって何でも出来ることを多くの視聴者にアピールしたいと考え、そのためにはこの番組に出るのが近道だ、と考えても不思議じゃないですよね。

 つまり、番組の演出の良し悪しはともかく、健常者の価値観基準で「全ての障がい者は『24時間テレビ』と関わりたくないのに、無理矢理出演させられ晒し物になって可哀想だ」と一方的に決めつけ、番組を批判するのはどうかな?と思った次第です。ちなみに私は自分が障がい者でない以上、この件については肯定も否定もしないことにしています。

 とりあえず上から目線で番組を批判するくらいなら、その前に下半身不随の少年のように富士山を1合目から頂上まで登ってみることをお勧めします。少しは企画にチャレンジする彼(障がい者)の気持ちが理解出来るかも知れませんよ?


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