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まとめて(サラッと)読書感想文(20160912)

2016-09-12 Mon 22:33
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「果つる底なき」(池井戸潤/講談社/2001・6

 「これは貸しだからな」謎の言葉を残して、債権回収担当の銀行員・坂本が死んだ。死因はアレルギー性ショック。彼の妻・曜子は、かつて伊木の恋人だった…。坂本のため、曜子のため、そして何かを失いかけている自分のため、伊木はただ1人、銀行の暗闇に立ち向かう!

 著者得意の銀行を舞台にした不祥事ものに、犯罪ミステリーとバイオレンス要素を加えた感じ。一定レベルの面白さには十分達していると思いますが、著者の作品は純粋に銀行の不祥事を巡って描かれる方が断然面白い。殺人が起きて警察絡みになった途端、“その他大勢”的なミステリー小説に落ちてしまうような気がします。


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「最終退行」(池井戸潤/小学館/2007・5)

 都市銀行の中でも「負け組」といわれる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、かつての頭取はバブル期の放漫経営の責任をもとらず会長として院政を敷き、なおも私腹を肥やそうとしている。リストラされた行員が意趣返しに罠を仕掛けるが、蓮沼はその攻防から大がかりな不正の匂いをかぎつけ、ついに反旗を翻す。日本型金融システムの崩壊を背景に、サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする長編ミステリー。

 M資金云々というエッセンスが物語をダラダラ長くしているような気がしますが、総じて面白かったです。銀行・銀行員の在り方に疑問を持つ主人公が罪を押し付けられ左遷、不倫もバレて妻に裁判を起こされ、悪の元凶の会長に利用されそうになり…でも最後にはそれら全てがひっくり返り悪いヤツが悲惨な目に遭うのは爽快です。


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「不祥事」(池井戸潤/講談社/2011・11)

 ベテラン女子行員はコストだよ―そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの“狂咲”こと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!新ヒロインの活躍が痛快なオフィス名編集。

 やっと読めました。ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作。やはり著者の作品はこういうのが一番面白いですね。毎回主人公が水戸黄門ばりに銀行の偉くて悪いヤツを退治する…シンプルですが爽快。好きです。殺人や犯人探し、バイオレンスは要らないです。主人公もとても魅力的に描かれていてイイ感じ。杏の顔しか思い浮かびませんでしたけど(笑)


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