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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
私、代替魚の味方です

2016-10-04 Tue 19:30
 日曜に放送された「ビートたけしのTVタックル」で“我われの食卓に上がる魚がピンチ”的なテーマが取り上げられました。

 具体的に説明しますと、地球温暖化や中国・台湾がビジネス目的で乱獲し始めたことで、現在日本近海で魚がとれなくなっている。そんな事情も含め、昨今の我われの食卓を多くの代替魚が侵略しつつあるのですが、飲食店のメニュー表示が曖昧だったりスーパーで売られる加工食品に材料の表示義務がなかったりするので、実状を知らずにいる生活者が多い、という内容でした。

 これを見た私は、番組出演者の反応や私の過去の経験などからこう感じました。日本人はマグロ・カツオ・サンマ・イワシ・アジなど古来から食している魚以外の、未知の魚に対してかなりの抵抗感を持つくせに、普段自分が食べている魚のことは無関心だよなぁ、と。

 例えば、番組で紹介されたグロテスクな魚への反応。「青ヤガラ」という顔の長い蛇のようなルックスの魚の写真を見た出演者たちは一様に「うえーっ!気持ち悪い!!」と反応しました。

 しかしこの魚の仲間、色違いで形もそっくりな「赤ヤガラ」が銀座の高級店で使われる高級食材だと知ると言葉を失くしてしまいます。結局、味・見た目・ブランド…自分が食べるものの何を重視したいのか?分かっていないのがバレバレ。「気持ち悪い」と言いつつ、既に食べた経験のある人もいたのでしょうね(笑)

 普段自分が食べている魚料理の材料を、勝手に自分が慣れ親しんだ魚だと信じ込んでいるケースも多いです。

 例えばフィッシュバーガーの白身魚フライには、アフリカに生息する「ナイルパーチ」という魚がよく使われます。それを聞いて初めて「白身魚フライの魚は勝手にタラやスズキだと思っていた、材料名を確認したことはなかった」と気づく。

 また、回転寿司でもお馴染みの「エンガワ」を、勝手にヒラメのエンガワだと思って食べている人も未だに多くいるでしょうね。実際にはカレイやオヒョウなどのエンガワを使うことが多いようです。そもそも僅かしか取れないヒラメのエンガワが回転寿司で100円で食べられるわけありません。実際、回転寿司のメニューには「ヒラメのエンガワ」なんて一言も書かれていないんですよね(笑)

 マグロも味や見た目がよく似た「アカマンボウ」を使うことが多いそうです。私も知らず知らずのうちにマグロのつもりでアカマンボウを食べているかも知れません。


 実は私もかつてこういった事実を知った時はショックでした。オレたちは知らない間にそんな得体の知れない不気味な魚を食べさせられていたのか!!と(笑)

 しかしこういった状況を必ずしもネガティブに捉える必要はありません。数年前、深海魚ブームがありました。私も深海魚料理を何度か食べましたが、どれも美味しかったです。つまり、当然ですが代替魚も深海魚も魚のプロが選び、美味しくなるよう調理しているわけで、お客様からお金を取れるひとつの完成した料理。胸を張って美味しくいただけばよいのです。そもそも皆さんが喜んで食べる金目鯛や桜エビ、ムツだって深海魚ですしね。

 結局のところ、出演者のオジサンも言ってましたが、加工食品にもメニューにも使われる魚の名前を正しく表示して広く生活者に認知させ、未知の魚も新しい食文化として受け入れる方が我々は幸せなんだと思います。

 個人的には、昨年札幌で食べた、深海魚の「アブラボウズ」の西京焼きが美味しかったです。西京焼きというと勝手に銀むつを使っていると信じがちですが、大衆店で出てくるのはほとんど「メロ」という魚。アブラボウズも味はメロに似て違和感なくいただけました。

 魚に限らず地球上の食料資源は、上手に消費しないといつか枯渇します。我われが食べる食材も時代に合わせて柔軟に変化させてゆくしかないのでしょうね。


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