現在の閲覧者数:
無料カウンター
《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
ドッジボールから学んだこと

2016-12-16 Fri 19:23
 昔の子供たちにとって当たり前だったことが、最近多くの小学校で禁止されているそうです。

 例えば、個人情報保護や誘拐防止目的での「名札を付けての登下校禁止」。これについては、こういう時代ですからルールを変えざるを得ないでしょうね。しかし、

「ドッジボール禁止」
→危ない、怪我するから。代わりにボールを転がして膝より下を狙うルール、ボールの代わりに柔らかいフリスビーを使うルールで行う学校も。

「あだ名禁止」
→「さん」付け推奨、身体的特徴を盛り込んだあだ名禁止、名前を変形させたあだ名は本人の了解のもと使用可、など学校によって様々。

…のように、“少しでも保護者からクレームがつきそうなことは全部禁止しちゃえ”的風潮ってどうなんでしょうね?仕方のない面もあるでしょうが、私は少なくとも禁止するにしても、その前に問題提起・議論・検討・ルール変更といったプロセスがあってしかあるべきと思います。

 でもそれ以前に、できればドッジボールは禁止しないで欲しいですね。なぜなら私は子供なりにドッジボールからたくさんのことを学んだと思っているからです

 私は小学校でのほとんど全ての休み時間を、クラスメートとのドッジボールに費やしました。野球やサッカーよりも狭いスペースで遊べるし、ボール1つあれば始められてお手軽だったのでしょうが、それ以上に皆ドッジボールが大好きでした。

 速い球を投げられる奴、その球を避けずに真っ向から受け止められる奴はヒーローで、クラスメートから尊敬され、憧れられたものです。一方、そんな強みはなくても、私が敵にボールを当てられ“命”を失い外野に回った時、敵を倒すことよりも外野にボールをパスして、私に“生き返る”チャンスをくれる奴もいました。そんな奴は、例え勉強も他のスポーツもダメでも見直したものです。

 休み時間のチャイムとともに校庭にダッシュしたのに場所を確保できなかった時は、既にプレイ中の他のクラス、時には上級生に試合を申し込みました。そんな時は勝手にクラスを代表して戦っているつもりになり、緊張しつつも燃えました。そこでも6年生相手に速い球をぶつけて“命を奪う”奴はヒーローでしたね。

 予鈴のチャイムが鳴って試合終了。相手に「ありがとうございました!」と挨拶されると、試合中は勝手に“敵=憎いヤツ”と思っていたので妙なくすぐったさを覚えつつ、こちらも「ありがとうございました!」。ノーサイドの精神も学びました(笑)

 最近の親御さんの中には「痛そうだから」「怪我をしそうだから」という理由で禁止を訴える人もいるそうです。プレイ中に転んで骨折、は別としても、確かに空気がパンパンに詰まった堅いボールが顔面に当たれば鼻血くらい出たかもしれません。私も鼻血こそ出ませんでしたが、何度か顔面でボールを受けた記憶はあります。あれは痛い。一瞬目の前が真っ白になって、しばらく耳がキーンとなりました(笑)

 でも、大怪我に至ることはなかったし、そういう時は必ず、ぶつけた張本人を筆頭に、敵も味方も皆が自分の下に駆け寄って来てくれました。「大丈夫?!」「痛かった?!」と気遣ってもらったら、痩せ我慢でも「大丈夫!」と答えないわけにはいきません。それに皆の優しさが身にしみて、痛みも吹っ飛びます。もちろん悪いのはボールを避けられなかった自分ですから、ぶつけた奴を恨む気持ちもありません。皆の優しさ、仲間を気遣うことの素晴らしさ、強く振る舞うことの必要性、色々学びました。

 子供が子供なりに社会性・協調性・思いやり・コミュニケーションなど学ぶ機会のひとつが、確実にスポーツであることに異論はないと思います。しかし様々な事情で部活や町のスポーツチームに属せない子もいます。そんな子からドッジボールを奪ってしまうのは、私が得たような経験の機会まで奪うようで残念です。

 子供たちからドッジボールを奪うのなら、せめて一度「子供視点」で検討して欲しいものです。


スポンサーサイト
別窓 | 生活 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

<<レストランでのワインの選び方 | 瑠璃色幻想曲 | ザ・グレート・サスケが考えていそうなこと>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 瑠璃色幻想曲 |