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まとめて(サラッと)読書感想文(20170121)

2017-01-21 Sat 12:19
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「夢幻花」(東野圭吾/PHP研究所/2016・4)

 花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。

 「ある花好きな老人が一人殺される」というショボい殺人事件ながら、かなり面白かったです。最近の著者の作品の中でも上位に入るでしょうか。

 冒頭のシーンは1960年代。深川通り魔殺人事件を連想させる無差別殺人事件で若い夫婦が犠牲に。次に、家族恒例行事の、夏の朝顔市見物で知り合った少女との楽しかった日々を、ある日唐突に父親に強制終了させられた少年のお話。そしてオリンピック出場を期待されながらある理由で引退してしまった梨乃の周囲で起きた従兄の自殺と祖父殺害。全く関連性が読めないこれらがどう繋がるのか?さらに、離婚により離れて暮らす我が子のためにも犯人を挙げたい刑事、江戸時代以降、この世に存在しないとされる幻の黄色い朝顔。これらも一体どう結びつくのだろう?ラスト付近まで分かりませんでしたが、上手くまとまっていると感じました。これまで特に興味なかった朝顔にも関心が湧いてきました(笑)

 さらに本書で訴えられる「職業的使命」「一族で守り抜く社会的責任」みたいなテーマもなるほどね、という感じです。


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「新装版 しのぶセンセにサヨナラ」(東野圭吾/講談社/2011・12)

 休職中の教師、竹内しのぶ。秘書としてスカウトされた会社で社員の死亡事故が発生。自殺にしては不自然だが、他殺としたら密室殺人。かつての教え子たちと再び探偵ごっこを繰り広げるしのぶは、社員たちの不審な行動に目をつける。この会社には重大な秘密が隠されている。

 数ある著者のシリーズ作のうちのひとつ、「浪花少年探偵団シリーズ」第2弾。といっても2作だけなので、さほど力を入れていなかったのでしょうね。

 物語は女性小学校教師が(元)教え子の悪ガキとともに、身近に起きた事件にかかわり、部外者にもかかわらず解決に導いてしまうという警察(?)もの。舞台が大阪ゆえ、登場人物の関西人的図々しさ、ノリのよさ、会話の面白さ(全て偏見)が面白く、主人公が教師ということもありコメディの軽さがあります。

 ドラマの原作にしやすそうな作品でした。


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