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この世界の片隅に(映画)

2017-05-06 Sat 00:00
この世界の片隅に


 ロングラン上映中のアニメ映画「この世界の片隅に」を観てきました。

 GWに久々に映画を見たいと思ったのですが、これといって私好みの作品がありません。そんな中、近場の映画館でまだ上映していた本作は第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベストワン、第71回毎日映画コンクール日本映画優秀賞・大藤信郎賞など受賞。周囲の評判もよかったので、今更ながら観ることにしました。

 ご存じない方のために少し解説しますと…物語は、戦時下の昭和19年に広島市江波から呉に18歳で嫁いだ主人公・すず。彼女の幼少期から終戦の年(昭和20年・19歳時)にかけての日常を描いています。

 ほんわか系のマイペース、絵を描くことが得意な優しい少女・浦野すずは、広島から呉の北條周作のもとに嫁ぎます。物資が不足し配給も乏しくなる中、嫁ぎ先の家族のために働き、食事を工夫し、小姑の黒村径子の小言に耐え、たまに発令される空襲警報に怯え…ささやかな暮らしを不器用ながらも懸命に守ります。

 軍港の街である呉が次第に頻繁に空襲を受けるようになったある日、通常爆弾に混ぜて投下された時限爆弾の爆発により、すずは姪の黒村晴美の命と、自らの右手を失います。これを機に径子に責められることに。

 そしてすずは見舞いに来た妹のすみから、江波のお祭りの日に実家に帰ってくるよう誘われますが、そのお祭り当日、8月6日の朝、径子とすずは和解し、すずは北條家に残ることに。その直後、広島の空に巨大なキノコ雲が…。

 全体的に、戦時中の日本の暗くも厳しい日常と、その中で生きる愛らしいすずが対照的に描かれています。私が見る限り“コレがクライマックスシーンだ!”という盛り上がりはなく、あくまでもすずの日常が淡々と描かれている印象ですが、逆にそれが戦時中のリアルな暮らしを演出しているのかも知れません。

 そして本作を観て改めて感じたのは、すずの声を担当した“のん”(ex.能年玲奈)をこのまま埋もれさせるのはイカンなぁ、ということ。トラブルばかり報じられ今や芸能界の表舞台に出てくることがほとんどないのん。そのためか本作もこれだけの名作にもかかわらずメディアに取り上げられることがほとんどありません。

 しかし本作を観て改めて彼女の声、(声の)演技、雰囲気は素晴らしいと思いました。すず本人と言ってよいハマリ役でした。売れっ子若手女優でなくてもよい、「月9」…いや視聴率の取れないドラマには出なくてもよいので、これからもこういった質の高い作品で演じ続けて欲しいものです。

 ところで本作の原作は2007年1月から2009年1月にかけて「漫画アクション」(双葉社)に連載されていたそうですね。実は私、当時「漫画アクション」は毎週読んでいたんです。毎週関係者からタダで手に入れて(笑) 言われてみれば絵柄に見覚えあるような気がするのですが、ハッキリ言って読んでいませんでした。何となくつまらなそうだったので読み飛ばしていましたね(笑)

 それが10年経った今、これだけ評価されているのですから不思議です。今読み飛ばしている漫画や小説の中にも、10年後に化ける作品が隠れているかも知れません。


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