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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
居酒屋でフライドポテトNGはダメ上司

2017-06-06 Tue 00:00
 ある新社会人のツイートが話題になっているようです。

 彼が上司に誘われ飲みに行った居酒屋でフライドポテトを注文したところ、「いつまで学生気分なんだ!」とキレられ、刺身や漬物を注文させられたそうです。ツイート主はフライドポテトやピザが食べたかったのに、これなら帰宅してゲームしてた方がよかったと怒っています。

 一見、実にくだらないことですが、問題は上司がキレたことや、若者が率先して上司に気を遣わなかったことよりも、むしろこの上司のようにいろいろな意味で“残念な”大人が存在することではないでしょうか?

○社会人(会社員)の仕来たりやタブーでなく自分の理想を相手に押しつけ、相手を変えようとした

 この上司、例えば蕎麦屋でカレーライスを注文してもキレるのでしょうね(笑)

 さて、フライドポテトがダメな理由って何でしょう?子供が好むジャンクフードだから?大人が食べると貧乏くさいから?だとしてもそんな括り方してよいのでしょうか?フライドポテト好きなお得意様や役員だっているかもしれませんよ?

 例えば「実は俺(上司)はジャガイモもジャンクフードも苦手なんだ。今回は知らなかったから仕方ないけど、サラリーマンなら誰かと食事する時は最初に相手の嫌いなものを訊ねて気を配れるよう習慣づけたほうがいいよ」と教え、フライドポテトを否定するのはアリかも知れません。学生と違い、そんな選択ミスひとつが命取りになることもありますからね。

 しかしこの場合は、単に「社会人はフライドポテトを食べるべきではない、フライドポテトなんてグルメじゃない学生が好む食べ物だ。刺身や漬け物を食べる方が社会人ぽくてイケてる」という上司の先入観、身勝手な理想論でしかなさそうです。そう思うのは自由ですが、立場のある大人ならそれを心の中に留めるべき。若い部下に無闇に押しつけたり、相手の価値観を変えてやろうと思ってはダメです。

 そして古いアタマのオッサンがよく犯すミスが、自分の新人時代と今時の新人の決定的な違いを理解していないことです。昔は社会に出たばかりの新社会人が親しく付き合える年上の社会人って、ほぼ同じ会社の上司か先輩社員だけでした。したがって新社会人は生まれたばかりのヒヨコ同然。最初についた上司の言うことを全て信じて疑わなくても不思議ではありませんでした。

 しかし今時の若者は学生時代からいろんな世界の、価値観の異なる大人とSNSで親しく交流していたりします。上司の言動が変だと思ったら鵜呑みにせず、他の親しい大人と比較したり、彼らに意見を聞いたりして自分なりに判断してしまう。つまりこういう上司のスケールの小ささはバレバレ。簡単に見下す対象にされかねません。

○そもそもフライドポテトを出すような安い居酒屋を利用するな

 今回キレた上司は、新入社員を安い居酒屋、それこそ学生が気軽に利用するようなチェーン系の居酒屋に連れていったのではないでしょうか?そのくせ「いつまで学生気分なんだ!」は矛盾しています。そこまで自分の理想を大事にしたいのなら、高級寿司屋や星がつく名店に連れて行けばよかったんですよ。そして「どうだ?学生じゃまず来られない店だろ?」と自慢した上で、仕来たりや粋な飲み方を教えてあげればよかったんです。その方がよほどwin-winです。

○若者が酒の仕来たりや楽しさを学ぶには経験が必要。そのきっかけを与えるのが人生の先輩

 ほんの数ヵ月前まで実際に学生だった新入社員。学生気分が抜けないのではなく、学生の飲み方、振る舞い方しか知らないと考えるべきでしょう。そんな彼らに大人の酒の楽しみ方、仕来たりやタブーを教えてあげるのは会社の上司のような人生の先輩であり、店のマスターや常連客であり、吉田類(笑)なのです。

 したがって部下の意識を変えてあげたいのなら、チェーン系の居酒屋ではなく吉田類が行きそうな地域密着型の味のある酒場に連れていってやりましょうよ。

 この短いツイートから伝わってくる上司の考え方って、「相手は下っ端社員だからその辺の安い居酒屋で十分だ、もちろん会話の内容も注文するものもボスである俺の自由にやらせてもらう!!」…以上でも以下でもありません。要するに二世代くらい昔の発想。自分が気持ちよく過ごすことが目的で、部下をもてなそう、自分と一緒に飲むことで何かを学んで欲しいという愛が全く感じられません。とりあえず一緒に飲めば親しくなれるんじゃね?と信じている。しかるべきお店で経験を積めば、部下だって自ずと「せっかくの美味い酒にフライドポテトはもったいないな」と理解できるようになりますよ。

 たかが酒、去れど酒。酒の席から学び、成長することもたくさんあります。今回のツイート主も、上司の小ささを否応なしに知る羽目になってしまいましたね。今後は上司を反面教師として学んで欲しいものです。




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