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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
悲しみのどん底でブログを認める理由

2017-06-29 Thu 00:00
 先週、妻・真央さんを亡くした歌舞伎役者の市川海老蔵氏。彼がこの状況にもかかわらず頻繁にブログを更新していることを指摘(非難)する声が上がっているそうです。

 そんなことをいちいち指摘する人って、どんな神経の持ち主なんだろう?と思わず失笑してしまいます。私が想像するに「愛する者を失ったばかりで、まだ喪に服してじっと大人しくすべき時なのにSNSに夢中になるなんてどうかしてる!」と、彼を否定したいのでしょうね。もしかしたら「本当に悲しんでいるのか?!」と問い質したい人もいるかも知れません。

 海老蔵氏はこれに対し「居ても立っても居られないとき、私はブログが1つの支えになってます。皆様のコメントや こころの在りようを表す事で少しだけ 気を取り戻せるような気もするのです。お許しくださいね(※原文ママ)」とコメントしましたが、私にはその前から何となく彼の気持ちが分かりました。

 2年前、私は家族同然に可愛がっていた愛犬を亡くしました。今回の海老蔵氏の状況と同じ、とは言いませんが、当時の私も悲しみが大きすぎるあまり精神的に不安定で、何も手に着かないし、どこにいても悲しみの重圧に押し潰されてしまいそうでした。

 そんな私が少しだけ安らげたのが、愛犬を失った心境をブログに認(したた)めている時でした。もちろんそんな個人的なネタ、どうでもいい、わざわざ読みたくないという人が大多数だろうとは理解済みです。でも私が心を開けるのは家族か、ごく一部の親しい友人くらい。家族は私同様沈んでいるし、友人も話くらい聞いてくれるでしょうが、気分が重くなるだけで楽しいはずありません。

 だったらブログに認めよう、同じ悲しみを体験した人が読者の中に一人くらいいるだろうから、理解してもらえる…かも知れない。それを期待した方がよほど気が紛れたものです。ですので現在の海老蔵氏はそれと同じ、いえそれ以上のどうにもならない気持ちを紛らわすために、ついブログを更新してしまうのだろうな、と想像した次第です。

 したがって、彼を「ブログ更新しすぎ!」と批判する人は、そんな経験をしたことかない人か、またはSNSの類いとは無縁な人かのどちらかでしょうね。でも、自分が理解できないからと相手を否定し、さらに直接(間接)的に本人にぶつけてしまうのはあまりにも乱暴では?子供の頃教わりませんでした?「何事も相手の身になって気持ちを想像しなさい」って(苦笑)


 そして今回、私が個人的に思うこと。それはこれらの意見と矛盾しますが、ブログ(SNS)は確かにあの時役立ちました。しかしやはり自分のために悲しみという名の重荷を一緒に背負ってくれる人、信頼できるリアルな人間関係も常日頃からもっと構築しておくべきだったな。それがSNS以上に大切なんだろうな、ということです。例え一時的に相手に重荷を背負わせ、楽しくない時間を強いたとしても、いずれ自分がその“お返し”をするチャンスがきっとあるからです。

 相手から思わぬ優しさを受け、その借りを返す。その小さな積み重ねがお互いの信頼関係を強固なものにしてくれると思います。SNSにここまでの効果はちょっと期待できないかなぁ…。
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