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アルチンボルド展 de 野菜的自画像

2017-07-13 Thu 00:00
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 世界文化遺産としても知られる、上野・国立西洋美術館にて絶賛開催中の美術展「アルチンボルド展」に行きました。久々の美術鑑賞でしたが有意義で楽しいひとときになりました。

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 さて、そのアルチンボルドこと、ジュゼッペ・アルチンボルドは、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア生まれの画家です。日本ではあまり知られていませんが、彼の代名詞といえる果物や野菜、生物や書物を組み合わせた寓意的な肖像画を一度くらい目にした人は少なくないのではないでしょうか?

 実は私も、今回この美術展の存在を知るまで「アルチンボルド?誰それ?」状態でした。が、彼の作品を見て「あぁ、これ知ってる!『だまし絵展』で見たことあるよ!」と思い出し、興味が湧きました。

 彼の作風は、奇想と知、驚異と論理とが分かち難く交錯し、暗号のようにして豊かな絵解きを誘うと評されます。一見奇を照らっただけのように見えて、実は豊富で正確な知識と緻密な計算のもと巧妙にデザインされた絵。その中に実は様々な主張や遊び心も散りばめられており、彼独特の効果的かつ魅力的な演出方法だと分かります。

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※画像上段左より「春」「夏」「秋」「冬」/同下段左より「大気」「大地」「火」「水」


 特に皇帝の権力を隣国に知らしめるために描かれたとされる彼の代表作、4部作・四季(「春」「夏」「秋」「冬」)、そして同じく4部作・四大元素(「大気」「大地」「火」「水」)は傑作です。皇帝がこの世の全てを支配していることを表すために何枚も描かれ、近隣の国々へと贈られたとされます。私も思わずミュージアムショップで絵葉書を揃えてしまいました(笑)

 他にも書物の組み合わせで描かれた「司書」、子豚の丸焼きで描かれた「料理人」、野菜の詰まったボウルで描かれた「庭師」、晩年のアルチンボルド自身を四季で表現した「四季」なども、見れば見るほど高度なテクニックを用い、時に皮肉も込められ、様々な主張が見えてきて面白い。特に「庭師」が男性器をも表現しているとは驚きでした。

 …という、奥深いアルチンボルドワールドにすっかり魅了されてしまいましたが、実は私、当初この美術展を見るつもりはありませんでした。しかし一転「絶対に行きたい!!」と思わせられたのが…

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これ、アルチンボルドメーカーの存在です。カメラの前に立つと顔の形を読み取られ、人工知能が必要な野菜を組み合わせてアルチンボルド風野菜の肖像画を作ってくれるサービスです。アルチンボルドの肖像画(風)になった自分の顔と対面できるなんて、多分二度とない機会です。

 そして長~い行列に並び、完成した私の野菜の肖像画かこれ。

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う~ん…似てるのかな?順番待ちしてる時に見た、前の人たちの肖像画はもっと特徴を捉えて似ていたような気が。

 とはいえ、野菜の肖像画にそっくりを求めちゃイカンかな?(笑) 確かに他の男性の肖像画はもっとコミカルで漫画的な感じだったので、それよりは何となくよさげ…かな?

 髪の毛が実物よりもかなり長く、「ドラゴンボール」の人造人間17号みたい(笑) 目元の感じはけっこう気に入ってるかも。それにしてもよく分からない野菜だらけです(笑)

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 正面から見ると、鼻は豚鼻でベロを出しているように見えますが、横向きの肖像画を見る限り鼻は小さめの茄子でできています。赤いのもベロではなく顎ですね。…やはりコンピューター、けっこうカッコよく作ってくれたのかも(笑)

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 約20秒で肖像画は崩れておしまい。これもSNSにアップしたくなるユーザー心をくすぐる新しいサービスですね。


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