電車の中から見える、ずっと気になっていた光景がありました。ただ、近所ではないので実際に現場へは行けずに今日を迎えてしまいました。
この度、意を決してサイクリングのつもりで自転車に乗り、その現場の画像をキャプチャーしに行ってきました…おっと!「な~んだ」とか「下らない」なんて言わないで下さいよ。
炎天下の中、約1時間50分かけて20kmも走ったんですから…(笑) …ひ、膝が…(痛)
夏真っ盛りの日本列島、どこの川原でもバーベキューを楽しむ人々は少なくないはずです。
しかしどの川原でも見られるのが、
大量のゴミの不法投棄。キャンプ場でないからゴミを捨てられても商売で回収してくれる人はいない。全部地元住民が仕方なく処分しているか、血税で処分しているわけです。勝手にバカ騒ぎしに来た輩が食い散らかしたゴミを真面目な国民(の血税)が処理をする、“
やった者勝ち”がまかり通るこの国…相変わらずです。
以前、テレビ番組…確か朝の情報番組や、クイズタイプの雑学紹介番組だったと記憶していますが、
“住民のある工夫が効果を発揮し、一部の不法投棄が無くなった”、というネタを紹介していました。どんな工夫かというと…そう、
鳥居です。
(こんな感じ)
撤去しても次から次へとゴミが捨てられる場所に鳥居を立ててみたところ、ゴミが捨てられなくなった。恐らく、
どんなにいい加減で無責任な奴にも、(神様がいる場所にゴミを捨てるのはさすがにヤバいなぁ…)という良心がどこかに残っていたのだろう、ということでした。
逆に、ただの空き地になぜか鳥居が多数ある。疑問に思い地主に尋ねると…ということでした、という紹介の仕方をした番組もありました。
う~ん、よく考えたな…と当時は感心したものですが、それ以上に感じたのは、
こんなことテレビで取り上げたら、元も子もないじゃん!!ということ。案の定、
すぐにこんな状態に。もはや鳥居効果ゼロ。他にもきっとたくさんあるのでしょう。5分や10分程度のコーナーを埋めるためにこういう大切なことを使い捨てるように消費したテレビの罪は重いと思います。
それ以上に、ダメ人間に僅かに残っていた良心の欠片…上手くいけばそのまま大きく成長したかも知れない
良心の欠片を奪い、消し去った罪は重い。
昔の大人で
「テレビなんて見てるとバカになる」と言う人がいました。今思うとこれは一部当たっています。
放送すべきこととすべきでないことくらい、わきまえて欲しいものです。 ちなみにこの場所は、
京浜東北線蒲田駅と川崎駅の間、多摩川河川敷東京側の最も川に近い所。線路(鉄橋)の真下です。
鳥居には、“ここにゴミを捨てるな”という主旨のことが(確か)人格を問うような書き方で書かれたボードが掛かっていました。本当はもっと近寄って撮影したかったのですが…
近くにずっと変なオヂサンがいるんだもん!!気の弱い私にはこれが限界…(笑)
もしかしたら地元住民が交代で見張っているのかも知れませんね。暑いのにご苦労様です…。
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